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筒井塾咬合療法アドバンスコースを受講して2 備忘録 [日本包括歯科臨床学会]

筒井塾咬合療法アドバンスコースを受講して、とにかく感じたのは

小手先のテクニックではなく地道な努力だということ

大事にしているのは、目の前の患者に真摯に向き合うこと


照子先生は、オスラー先生が提唱した「サイエンスとアート」を引き合いに出し

自分の臨床をアートと呼べるのか?といまだに自問自答し

それとともに自分の臨床哲学を一人でも多く広げたいという気持ちを持ちいまだに成長している。


「医師および医療従事者は、複雑性・多義性に満ちたさまざまな患者さんに対し、鋭い洞察力、豊かな想像力そして個々の患者の人格に関する深い理解をもって、適切な医療行為を提供できるようになるため、生涯をかけ、サイエンスとアートの両方の部分に研鑽を積むことが求められている。」

参考文献 

山形大学紀要. 医学 : 山形医学 巻27号1開始ページ1 2009-02-16 


我々の存在理由は、患者さんのためにあり

疾病で苦しむ人々を救うことである。

医師は、命を救うが

歯科医師は生活の質を救う


我々は焦ってしまい、ついつい治療をするための検査をすぐにしてしまいがちだ。

まず主訴への対応、

その主訴が起きた経緯や主訴に対する不安や治療に対する希望を十分に聞き、

その病態が起きてしまった原因を一つずつ紐解きながら

検査結果への予測を立てながらある程度の仮診断を立てていく(あくまでも仮診断である。)

(ヒューリスティックになっていることを十分に注意しながら)

個体差の中から難易度を把握しながら4診・医療面接である程度予測を立て

実際の検査結果から(口腔内写真、レントゲン ME機器等々)から仮診断と実際の診断をすり合わせていく。


これは非常に難しい、知識や経験がいる根気のいる作業である。

歯は抜いたり、削ってしまうと元に戻せない組織である。

だからこそ確実な診査と診断が必要なのである。


医科の世界では当たり前のように繰り広げられているこの手法を、歯科では行われていないことを筒井先生は嘆いている。歯科は、穴が空いたら埋める 欠損したら入れ歯を入れることが10数年前まで一般的に行われていた。

(実際に、今でもそのようにおっしゃる患者さんは多数いるのも事実である。さすがに最近は減ってきているが・・・)


診査・診断が行われ

治療目標・治療方針・治療計画を立て

治療における再評価

再評価からどうしていくのか



1、目の前の患者さんに向き合い

2、的確な診断をし

3、的確な治療を行う


また明日から、一歩ずつ進んでいこう



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