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東京アラート解除から見える歯科医療の安全性と習慣の恐ろしさ [歯科]

「東京アラート解除が決定」し

全業種での営業が認められる見通しが立ってきた。


一時的には、手洗い、うがい、ソーシャルディスタンスと言って

気をつけようと過ごすが、きっと元の生活にあっという間に戻るだろう・・・

そして、第二波がやってきて

また同じことして

徐々に徐々に収束するような気がする。


歯科業界?マスコミ?で問題になっているのは、

タービンを患者毎に交換していない歯科医院が存在し、ある一定数に上るというもの。

それが記事になり話題になる。


アメリカの雑誌に歯科医療従事者はコロナ感染リスクが最も高い3業種として上がってきたこと

どこかの歯科衛生士は、自分の院内の不満をツイートして世間を騒がせた。

歯科医院は、コロナにかかるリスクが高いと。


確かに感染しやすい。


が、感染のリスクは今に始まったことではなく

歯科医院を運営していく上での標準予防策は当然のことであり

20年もの間、当たり前のように繰り広げられている習慣みたいなものである。


いまだに、歯科業種からの感染報告はまだない。


しかし、なぜ?

夜の街に感染が広がっているのか?

1人の感染者の存在と、それを取り巻く環境の違いが大きく違うことが挙げられているが


他には感染予防に対する習慣の違いではないかと考えています。


簡単にいうと

「そもそも、相手を感染者として扱っているかどうか?」

私たちは、感染しているから、この人なんか感染しているかもしれないからと言って

対応しているのではなく

処置を行う際には「全員を感染者とみなす」

全員感染している前提で対応しています。


そして、どの店舗でも

当然、今回のようなコロナ騒動が起きると

躍起になってみんな「滅菌・消毒」をするようになります。

しかし、これは

「見えない未知のウイルスに対する恐怖心に対する行動」であり

何か得体の知れない、恐怖心によって作り出された行動に他ならない。


虫歯を放置して、歯医者で怒られた経験がある人もいるんではないでしょうか?

わかっちゃいるんだけどね・・と。仕方ないです。

人間に備わった機能ですから。


「喉もと過ぎれば熱さを忘れる」

これは、人間に備わった「忘れる」という都合の良い現象である。

あまりにも全てのことを記憶しているとメモリーがいっぱいいっぱいになってフリーズしてしまう。


記憶の断捨離も時には必要である。

一時的な恐怖の記憶は、時間の経過とともに薄れていくのも私も経験する。

歯の痛みから学ぶ患者は、二度とこんな思いをしたくないと思うものである。


ただ、一定数

「こんなことは二度としたくないんだけどね」という

歯の痛みは、二度としたくない!という強い願望ではなく

淡い期待に変わっていることもよく見受けられます。


この教訓から、消毒の概念を学び習慣化できるのか?

はたまた、「コロナ?そんなのあったよね」となるのか?


真の感染対策を習慣化させるのか、恐怖からの行動でうやむやにするのかは

個人個人の問題に他ならない。


母方の祖母が「お金は誰が触ってるかわからないから汚い」と言っていたのを思い出す。

いまだに母は、そう言う。

真意はわからないが、昔のスペイン風邪の頃の習慣なのか?とも勘ぐっている。


歯科医療の安全性は、以前より確立されているものであり安心材料となるであろう。

これは習慣化の賜物だ。

人は、不安や恐怖から行動を起こすと

一見正当性のある言い訳を見つけて、その問題から回避しようとする機能が備わっているようだ。

これは、仕方ないものだが

この経験を教訓に少しでも、習慣化させることができれば

きっと第2波の波は「小さく、より小さく」なるのでしょう。


今、私ができること

それは、むやみに顔を触らないことだ。


今回気づいたのは、よく顔って触っちゃうんですよね〜

わかっちゃいるんだけどな〜



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