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本当の思いを探る目的とは・・真の問題解決を目指して [歯科臨床]

ソアビル歯科医院・受付絶賛募集中です笑
受付不在深刻です・・

普段、いつも気にかけていること
「この方が本当に願っていることは、なんだろう」

最近、受付が辞めちゃって・・・そして昨年末にパソコンの壊れて、受付のパソコンで入力するようになった
受付に立つことが度々あります。

「どうされましたか?」
受付で見たことがない人がいるときの第一声は、こうだ。
すると、大抵の人は
「歯が痛むんです」「詰め物が取れてしまって」「入れ歯が痛くて・・」
とおっしゃる。

うちに見学に来ている先生の脳内会話と実際の会話はこうらしい。
「歯が痛むんです」→(原因は〜だろう)「では、この治療ですね」
問題解決能力が優勢な彼は、痛みを取るための対応を取ろうとするらしい。

確かにそれはそうだ。

痛みの原因を探り、それを取る
確かに、そうだ
我々は、疾病の原因を探りとりそれを治療するトレーニングを積んでいる。

しかし私が普段、心がけていることは
「歯が痛むことによって、この人はどんなことで困っているんだろうか」
「痛む→痛みを取る」だけではなく、この方の背景を知ることや想いに触れることをなるべく意識する。

もちろん急激な痛み、ものすごい腫れに対しては問題解決を急ぐが
現在の歯科医療は、急性期よりも慢性期や、回復期、維持期であることが多い。
急な歯の痛みや入れ歯が壊れたなどの困りごとには緊急で対応するが
ちょっとした不安だけのことも多々見受けられる。

そして「歯が痛い、詰め物が取れたなどなど」表面的に見える問題は、隠されていた問題が出てきたに過ぎないと考えている
だから、その方が抱えている真の問題ってなんだろうっていつも思う。
(この文章を書いている時点で、俺って面倒なやつだなって感じた笑笑 心の叫びが漏れた)

「歯が痛む」
この言葉の裏には、発した言葉の裏には
様々な思いが隠されていて無限の意味を含んでいる

介護や子育て、学校、仕事をしているなどなどの生活背景、
朝起きてから歯を磨く、歯磨き粉の種類などなどの口腔衛生習慣
歯なんて削って治ればいいんだよ、いやいや歯を削るなんてしたいくないなどなどその人の想い
歯の治療するの?怖い・・・治療に時間がかかりそうだなあ・・このままだと、歯がなくなってしまうのでは?痛いの痛くないの?麻酔するの?などなど不安
痛く無くなって快適になってたらいいなあ、歯が綺麗になるといいなあ、よく噛めるようになってたらいいなあっていう希望
いつまでも自分の歯で過ごしていたい!綺麗にしたい!痛みを止めて欲しい!願い
色々突き詰めていくと
その人にとって、歯の価値観 口の健康への価値観ってどんなのだろう?って

咀嚼器官・臓器の一部である歯への関わりをどのように考えているのかなって
多分面倒な歯医者なんだろうなあ笑
ときには触れて欲しくないんだろうなあって感じることもあり

まず、痛みによる問題を解決し
その後、ゆっくりと今起きている問題に対して向き合う時間をもうけています。
本当の思いを探ること、(ときにはわざと流します)

その人の真剣に関わるための第一歩なのかなあ
日々日々、様々な想いに触れることができ新鮮です。
そして、それを本当に解決することが幸せです。

足立区竹ノ塚 ソアビル歯科医院https://www.soar-dc.com
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