アサーティブとは、自己主張すること。


組織(職場)の解決すべき問題の場面では、相手(医療スタッフ、患者、家族)に働きかけて成し遂げられるものが多くあります。 自分の感情や他者の感情を尊重し、我慢や無理をしすぎず相手の気持ちや権利を考えながら、自分の要求や意見を誠実に率直に表現することです。


自分の気持ちや考えを率直に上手に伝えることを難しいと感じることはありませんか?


どうやったら自分の気持ちや考えを率直に上手に伝 えて心地よいコミュニケーションを行うことができるようになるのでしょうか?







「相手を尊重しつつ自分の権利も尊重し、
誠実に、率直に、対等に自己表現すること」





自分も相手も大切にして


伝えたいこと






伝えなければならないこと






内容を伝わるように話す







 










「どう伝えて」「どう受け取ってもらうか」が重 要であり、その結果、相手がどのように反応する かはアサーティブに含まれない。


 



 アサーティブである「権利」

  自分の意見や感情を表現すること・・・

私たち誰もが持つ「基本的な権利 アサーティブなコミュニケーションは、


「全ての人に自己表現の権利があり、自己表現
の権利を自分にも相手にも同じように認める」
ことから始まる。

さてこれらを実践するために、大事になってくる基本の考えをまとめます。


アサーティブコミュニケーションの4つの柱
1、誠実であること
2、率直であること
3、平等であること
4、自己責任を持つこと














基本



・誠実:自分や相手に対して自分の気持ちを誤魔化さない

・率直:遠回しでなく、きちんと伝わる形で表現する

・対等:自分も相手も尊重し、相手と対等に向き合う

・責任:自分の行動の結果を自分で引き受ける


態度



・権威を尊重しつつ「私はこう思う」を明確に示す

・強迫的・強制的でない態度で提案する

・相手の立場を尊重しながら安全第一で主張する


順序


・提案の受領を、内容を繰り返すことで知らせる 


・事実をもとに事例に関する問題点や心配事を述べる


・現実的で具体的な解決策を提供する


・相手の疑問や反論を受け入れる


・解決策が実施された場合の結果を共有し同意に達する





身を持って行動することが重要になります。


具体的には、

1、状況を客観的に伝える

見たこと・聞いたことの(客観的な)事実・状況を確認しよう

 ①伝える内容を整理する〜事実と感情をわける

 ②事実を簡潔に伝える

 ここでは自分の考えは交えず事実だけを伝える


2、感じたこと(自分の主観的な)考えや気持ちを含めよう


提案、報告、相談、連絡、伝達、、、etc


どうして欲しいのか?正直に自分の考えや気持ちを表現する


 


その際の聞き手の態度(相手の言葉を遮らず、まずは聞くことに徹する)


 ①最後まで話を聞く


 ②背景まで想いを馳せる


 ③相手の言葉に反応を占めす


 ④相手の言葉を反復する・言い換える(事実・要約フィードバック)


 ⑤具体的な言葉で、相手の感情に理解を示す(感情フィードバック)


 





3、提案する 的を絞って具体的に伝えよう


 自分の考えを伝える(ここで初めて、自分の考えを、自分を主語にして述べる)


 ①お互い分かり合えると信じる


 ②考えを明確にし、相手に合わせて伝える


 ③単刀直入にわかりやすく伝える


 


4、論点を確認し、最良と思われる解決策を導き出す(断られたら、代案・折衷案を用意しておこう)


 ①論点を確認する


 ②最良と思われる解決策を導き出す