今朝、日本包括歯科臨床学会認定委員の先生からの認定医試験合格通知が届いた。
「よしっ!」って気持ちと
「ホッとした」と言う気持ちと
「これからだな!」と言う気持ちが起きた。
ようやく臨床医としてのスタートに立たせてもらえたような身の引き締まる思いです。
照子先生は、
対面する患者さんの幸せを願い、できるだけ治ってほしい、自分の手で治したいと思い、
毎回、患者さんに「自分の医者としてのすべての試験を受けている」と思って臨んでいるそうです。
常に試されていると思いなさいと。
ホームドクターとして、
一、咬合崩壊しない顎口腔系を育成する
一、将来にわたる咬合崩壊を最大限起こさない治療を行うことを目指す
一、咬合崩壊を起こしている顎口腔系をどう再構築するか
一、それをどうメインテナンスしていくか
このことをしっかりと胸に刻みます。
筒井先生が日々おっしゃる
「サイエンスであり、かつアートである」は、内科医のウィリアム・オスカー先生の言葉を引用し、治療が終わる最後の最後で、自分の仕事が「アート」であったかどうかを常に自問自答しなさいと。
さらにアートという言葉を単なる技術・芸術だけにとどまらせることなく「医の心、医の道」を含ませているように感じます
1、患者さんの悩み、苦しみ、痛みに共感する心
2、いたわりの手を自然に差し伸べることのできる心
3、患者さんのために尽くす心
一口に言えば「愛」であり「慈悲」である
つまりサイエンスとしての歯科の学問的知識に裏打ちされ、しかもアートを持って患者に接しなさい。優れた技術・診断能力を持ち、その上医の心も兼ね備えている歯科医師になりなさいというメッセージであることを痛感いたしました。
人を対象としている上で大事なのは
1、言葉の重要性・・・心のこもった対話
2、医療の本質・・・医療は歯科医師ー患者との共同作業
歯科医師になり19年が経ちました。しかし、こうして指導を受けられる立場であることは幸せであり誰からの言葉に関わらず、真摯に受け止め少しでも歯科臨床を極められるよう、一人でも多くの患者さんを幸せにできるよう精進していこうと思いました。