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再評価を考察する〜普遍性と多様性〜 [歯科]

IMG_5804-1.jpgIMG_5804-1.jpg「再評価を考察する」〜普遍性と多様性〜

普遍性・・・すべてのものに通じる性質。 また、広くすべての場合にあてはめることのできる性質。

多様性・・・ある集団の中に異なる特徴・特性を持つ人がともに存在すること

原理原則に則った診療スタイルや人体としての変わらぬ生物学的な性質

また

患者さんは、一人一人違う。価値観や思考、生活習慣、感情

これらを総合して包括的に診療していくことが

何よりも求められていると感じます。

 

私が所属する臨床歯科研究会 歯考会の40周年記念発表会が

2023年6月4日 国立科学博物館 講堂で開催されます

臨床歯科研究会「歯考会」は、歯科のスタディーグループで

場所:恵比寿にあるエナスタジオ(若林健史先生の旧診療所のビルの地下一階)

日時:毎月第3火曜日20時〜22時(その後懇親会あり)

会員は約20名ほどで、年に一回発表(20分発表、40分ディスカッション)

テーマを自分で決め、日々の臨床における症例発表を行なっています。

一本の歯を守ることから、患者さんの人生を守るまで

歯周病専門医が9名在籍し

日々熱いディスカッションが繰り広げられています。

鈴木も発表いたしますので、ぜひ参加してみてください

 

 

IMG_5804-1.jpg

歯科関係者の方は、ぜひ参加してください

 

今回のテーマは

「再評価」

私たちは普段の診療において

1、医療面接

2、診査・診断

3、診断・治療方針・治療計画

4、治療

5、再評価

6、メインテナンス

自分の行った治療に妥当性があるかどうかの

「再評価」

が重要です。

いかなる技術や材料の進化があろうとも

評価をすること

自分の行った処置が正しかったものなのか

はたまた

何か不備があるのか、結果につながらないものなのか

妥当性を考察することが

確実な医療の提供につながるとともに

患者さんに安心を届けるものであると確信しています。

世の中に様々な情報が飛び交う中

自分の行った処置を振り返り、

考察すること

これこそが

日々の臨床において

最重要項目ではないかと考えています。

私の発表分野は

「補綴」

補綴設計をテーマに

重度歯周炎患者さんにインプラントを用いて補綴設計を模索した症例になりますが

残り2ヶ月でまとめていく予定であります。

さてさて、このような患者さんに

対して、どのように治療をすすめ

どのように再評価をし、次に進むのか

テーマは、再評価

補綴班の中における補綴設計について担当しました。

・患者さんとの関わり

・歯周病患者

・欠損歯列

・欠損補綴

・インプラント治療

・咬合管理

・メインテナンス

 

ステージを分けると

1、保存する歯の剪定

2、咬合支持の獲得、補綴設計

3、プロビジョナルレストレーション

4、最終補綴装置・メインテナンス

において、

いかに再評価をして次のステップにすすんだのか

を、発表予定です

 

年齢・性別 55歳 女性
治療費 インプラント440,000円/税込(2022年10月現在)計2,200,000円/税込 
メタルボンドクラウン1650,000円/税込 計2,475,000円/税込 
歯周組織再生療法(エムドゲイン)88,000円/税込 計176,000円/税込
ファイバーポスト22,000円/税込 計132,000円/税込
部分矯正 220,000円/税込 計220,000円/税込
治療期間 2年 (別途:抜歯後の治癒期間は4ヶ月)
治療回数 約30回
リスク

治療におけるリスク・副作用

インプラントで一番、注意しないといけないのが神経麻痺です。特に下顎に行う場合は下歯槽神経を傷つけると一生、麻痺が残る場合があります。そのため、事前にCT撮影をして神経までの距離を計測して傷つけないようにすることが大切です。
インプラントの本数が多くなるとインプラントの埋入方向を間違えると平行性の問題が出てきて被せ物が変な形になり、清掃性、発音、見た目が悪くなる場合があります。そのため、術前の診査、診断がとても大切です。インプラントポジションが悪く、上下の噛み合わせが悪いと噛む力によりインプラントが壊れたり、抜けてきたりします。上下の噛み合わせのバランスが大切です。また、インプラントを入れたがうまく噛めないといった症状が出てくる場合があります。上下の噛み合わせの診断をしてから、インプラントポジションを決定することが大切です。
骨や歯茎がない場合は骨造成や歯肉移植が必要になります。
骨が全くない人や全身疾患がある方は、インプラント治療を断念する場合があります。
メインテナンスを怠るとインプラント周囲炎になるリスクが高くなります。
歯ブラシや歯間ブラシなど口腔清掃が出来ない方はインプラント治療をお勧めしません。
タバコを吸っている人の手術は原則禁忌になります。

※治療はすべて各患者さま固有の症例に対応したものであり、他の方への治療結果を保証するものではありません。事前に起こり得るリスクと結果通りいかなった場合のリカバーについてもお話させて頂いております。また、さまざまな治療方針を提示させて頂き、それぞれの利点・欠点を説明させて頂いた上で患者さまにご選択いただきます。その中で、最善の治療をしてまいります。診査、診断の結果、専門分野でない場合や難しい症例によっては専門医に紹介する場合もあります。ご了承ください。

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