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自分の尺度ではなく、相手の目線に立って伝える [歯科]

医療法人 大羽会での全体ミーティングは
「知る 伝える わかり合う」をテーマに活発な意見の交換がなされた
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先日、コミュケーションの本質で触れたように→ページはこちら

コミュニケーションとは、通信(つうしん)、交流(こうりゅう)、意思疎通(いしそつう)であり、
コニュニケーションの定義は
「人間の間で行われる知覚・感情・思考の伝達」と、辞典の類ではされていることが多い

最終的には、「気持ちと気持ちの触れ合い」「精神性の統一」「分かり合えた感」等々の表現があるように、日常臨床において患者と何かがつながったような感覚に陥ることは多々ある。
しかし、「自分自身が本音を言っていない」場合、相手に理解してもらえる可能性は低いし、コミュニケーションの本質である「精神性の一致」にいたることも少ないように思える。

まず
第1フェーズにおいて「知る」
相手のことをどこまで知っていますか?というゲームをした院長の食の好みを当てるクイズだ。
普段どんなものを食べているのか?どんなものが好みなのか?

ここで、ある発見をした

好きなおにぎりはなんでしょうか?という問いに、どうしたらわかるのだろうか?いや、わかるはずもない。全くわからない人にとってみると選択の基準が、私がどんな食べ物を好きかを考えようとせずに自分が好きなものを連想するのである。

あ、なるほどな
目の前の相手に興味を持つクセがない人にとってみると、こう言った類の質問は自分目線で見るということを知った。これも、「相手を知る」である。「自分が嫌だと思うことは人にはしない」とある意味誠実であるが、あくまで自分目線にとどまる。まあ、社会を生き抜いていく上での最低限のマナーであろう。


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第二フェーズ
1人が選出され、ある写真を見て説明をします。
聞き手側は、その説明だけで絵を描いてみました。

写真を見ている人は、相手にどのように伝えようとするか?絵を描くにはどんな情報が必要なのか?
今回、うちのスタッフが選出された。

写真には、どうやら鳥が描かれているようだ。
初めに言ったセリフが「胴体が白くて首から上と、足黒くて、頭が赤い」
色?
色なんて必要ないから!!

最初にどんな様子かわからず、立っている姿から書き始めてしまった。周りのも一様にそのようだった。全く伝わっていない感じがよくわかった。

説明の途中で、飛んでいる様子を教えてくれた。が、全体を書き終えてしまっていて絵の様子が変わる・・・。絵の書き直しである・・・

伝えるつもりがなく、自分の目に映った情報から、自分の興味を持った対象を説明しているのがよくわかる。こうしてみると、普段の仕事への取り組みとほとんど同じであることがよくわかる。

こうした緊張感が抜けた何気ない会話や、何気ない行動に本当の姿が見える。

知る
伝える
わかり合う

お互いのことを本当に知るためには、相手の立場に立って伝えること
意外と相手のことを知らなかったり、分かり合えていないってことに気づくことができた90分間でした

時には、こうしたやりとりで
スタッフ同士のコミュニケーションが取れ、絆が深まっていく。
しかし、真の絆とは同じ方向に向かって苦労して乗り越えた時に繋がることをよく知っている。
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