医院だより９月号2019.9

９月の医院便りより

 

ソアビル歯科医院の鈴木です。９月に入り、暑さが和らいできましたね。

　子供達も、夏休み最終日に向けて必死に机に向かっていました笑。そして、その光景は院長の机のでも変わらず続いています。論文や発表の締め切り間際まであたふたしているのは、この頃から変わらない笑

　そして、そんな努力も身を結びます。ついに７月に行われた「日本包括歯科臨床学会認定医審査会」を無事に通過することができました。晴れて日本包括歯科臨床学会認定医を取得することができました。実は、一口に学会といっても色々あるんです。当学会は、炎症と力のコントロールをベースとした基礎的な臨床を目指す一般開業医の先生が主体となっている学会です。

　私たちが目指している「歯を守る」「素敵な笑顔を」「美味しい食事を」「食人生を豊か」を達成するためには、虫歯、歯周病から身を守ることです。実は、虫歯、歯周病だけでなく、噛み締め、噛み癖、歯並びなどの歯が受けるストレスが歯をダメにします。それが歯や歯周組織にかかる過剰な「力」です。その「力」のコントロールが「生涯にわたる歯の健康において」とても大事な要素になってきます。

　「虫歯を治すだけ、お掃除をするだけ」の歯科医療にとどまらず、「患者さんの口の健康、食生活に貢献できていること」、は普段の仕事が認められたことであると実感しています。この学会で認められたことは「当医院に通ってくださる患者さん」にとっては、ものすごく価値のある認定だと考えています。

　今後は、国から認可されている日本歯周病学会の「歯周病専門医」の取得を目指し、さらなる貢献をできるよう精進していきます。この学会では、大学の研究機関が主体となっています。今、全身疾患と歯周病の関係性が取り上げられています。以前であれば、歯周病は抜いて治す、入れ歯を作る、そして遂には総入れ歯になってしまう。このような患者さんを一人でも減らせるよう、スタッフ一丸となって勉強していきます。

 

足立区竹ノ塚　ソアビル歯科医院https://www.soar-dc.com
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アルツハイマーの原因は、歯周病？？

先日の日本包括歯科臨床学会でも特別講演を行なった

糖尿病専門の西田亙先生がおっしゃっていた

歯周病と認知症の関係

本当なのかなあと、調べてみました。

https://blog.goo.ne.jp/pkcdelta/e/74c3f469089ccb8ff46bf83e0b7ebe73より引用

Cortexymeという創薬ベンチャーがScience Advancesに報告した論文を紹介したい．アルツハイマー病（AD）の原因は，P. gingivalisという歯周病菌（口腔偏性嫌気性菌）であり，この菌が歯肉から血中に入り，加齢や脳血管障害で脆弱化した血液脳関門を通過し，脳内でタンパク分解酵素gingipainを産生・分泌することであるという論文である．そして，このgingipainを阻害する薬剤を用いたADに対する臨床試験がすでに開始されているという本当に驚くべき内容である．個人的には胃がんとピロリ菌の関連が明らかになったときのことを思い起こした．もし事実ならADの予防や治療が大きく変わる可能性がある。

この続きは上記URLより調べてみてください

少なくとも、歯周病原性細菌としてポルフィロモナス・ジンジバリスから

菌血症に至らないよう注意が必要ですね。

私たちも

１、わかりやすい説明

２、徹底した検査

３、的確な予防、治療

を心がけていきます

第８回日本包括歯科臨床学会開催 8月31日、9月1日

神戸国際会館にて第８回日本包括歯科臨床学会が開催されました。

先日の認定医試験の合格者発表があり、突然映し出され

その場にはおらず、スタッフからの連絡で気づく。

主宰の筒井先生の「咬合再構成」を再考する

友人の岡田先生の発表

昨年の第７回とは違って、気楽に学会参加をできました。

実行委員長を務めた昨年を思い出す・・・

来年の2020年7月４、5日

北海道歯科医師会館にて第９回日本包括歯科臨床学会が開催される